- 大阪府印刷工業組合
- 理事長 浦久保 康裕
- 株式会社一心社 代表取締役社長
「時代が動く」。自らの人生を顧みたときこのような実感を持ったことがかつて有ったでしょうか。昭和の時代は高度経済成長に支えられ誰も負けなかった「創業経営者の時代」、平成の時代はデフレ経済下で縮小を強いられ本業回帰の 名のもとで将来に向け先細る印刷需要を分かりながら業態変革に後れを取り無用な価格競争に明け暮れ疲弊した「継承経営者の時代」、コロナ不況を経験した今、私たちは未来に向けどのように行動をするのでしょうか。
先が見えない今、求められるのは創業でもない、継承でもない新たな時代を切り開いていく逞しい経営者が求められています。令和の時代は「超越経営者の時代」です。超越とはアップデート。本業、業種・業態の枠を超え、先代・先々代の経営者の型を越える。現役親世代と継承世代、対象者を明確にした新たな組合運営体制を構築し、次代を担う継承世代が「家業を継ぐ」と言うことが必ずしも従来の印刷業を守ることではなく、ベンチャースピリッツを持ち、印刷+αの実践を目指すことであると強く意識した経営者として知見を広め同世代と切磋琢磨しながら成長を遂げていく。そして現役親世代が安心して事業継承を行えるよう事業企画・実施してまいります。
印刷工業組合の基本機能は共済・対外窓口・連帯の3つであります。令和の不確実な時代を生き抜き将来に向けて力強く存在する組合であり続けるためにも組合そのものも「理念・ビジョンの構築と発信」「事業モデルの再定義」「組織の改編」を行い、アップデートしていかなければなりません。変革期の今、この3つの中身を総点検し、現組合員はもとより新たに加入いただく方々にとっても魅力ある内容・サービスとは何かを考え実装していく必要があります。印刷業界、組合員企業の永続に向けた礎を創り、組合の提供事業・サービスを通じて価値創造ができる改革にチャレンジいたします。
先人の努力や功績の上に今が在ることに感謝し、自らが今を担い、将来に向けた繋ぎ手であることを心に留めながら与えられた役割をしっかりと担ってまいります。
経営とは「ゴールの無い駅伝競走である」、次世代に責任をもってタスキを掛ける。企業とは「社会環境適応業」、変化に対応したものだけが生き残る適社生存である。
組合員各位の絶大なるご支援、ご協力をお願いいたします。
昭和34年7月25日生まれ
龍谷大学 経営学部卒業
平成16年4月 | 大阪青年印刷人協議会議長 就任(1期2年) |
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平成16年5月 | 理事 就任(1期2年) |
平成26年5月 | 副理事長 就任(3期6年) 副理事長 就任(3期6年) 経営革新・マーケティング委員会を担当(平成26~28年度) 例会運営委員会を担当(平成28~30年度) マーケティング委員会を担当(平成28~令和元年度) |
令和 2年5月 | 理事長 就任、現在に至る。 |
平成11年 | 日本青年会議所メディア印刷部会長 就任(1期1年) |
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平成18年5月 | 全国青年印刷人協議会会長 就任(1期2年) |
平成29年9月 | NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会理事長 就任、現在に至る |
令和 2年5月 | 全日本印刷工業組合連合会副会長 就任、現在に至る。 |
昭和60年8月 | 株式会社キューブプランニング 代表取締役に就任。 |
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昭和62年10月 | 株式会社コムデス 取締役に就任 |
平成4年10月 | 株式会社一心社 代表取締役に就任。 現在に至る。 |
平成30年2月6日 | 大阪府知事より 商工関係者表彰 |
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令和 元年9月9日 | 大阪府中小企業団体中央会会長より 組合経営功労者表彰 |