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渉外特別委員会
「見えない」課題を印刷で解決する ~多様性を知り課題解決策を共有しよう~
2020年11月05日

11月5日(木)に大阪印刷会館におきまして、第3回目・最終回の「見えない」課題を印刷で解決する講座を開催しました。

9月16日(水)に第1回目、10月13日(火)に第2回目の講座を開催し、最終的に18名の組合員企業の社員の方々にご参加いただきました。参加者の皆さま、ありがとうございました。

最終回の3回目のゲストスピーカーは、NPO法人 Silent Voice 尾中友哉代表です。

尾中様自身は健常者ですが、聴覚障がい者のご両親に育てられました。手話でコミュニケーションを取るのが当たり前の環境で育ち、小学生に上がるまでは、あまり人と会話をする機会がなくご苦労されたそうです。

幼少時代より尾中様は「なぜ、地球上には一定の割合で障がい者が生まれるのか?」「障がい者が生まれる意味」を考えていたそうです。彼自身が行き着いた答えは「障がい者が暮らしやすい環境が整えば、健常者にとっても暮らしやすくなる。

それは「地球上に多様性を生み出すためである」というもので、その事例もお話しいただきました。

それは障害ではなく、各個人の個性であり、その方々が固有に持っている社会に対するニーズです。盲目の方には「移動サービスのニーズ」があります。そう考えると。幸せに生きるためのニーズは障がい者のみならず健常者も含めて万人にあります。

そして、社会はコミュニケーションの連鎖で成り立っており、そのコミュニケーションの連鎖に組み入れない方々に対して、我々は何ができるのか?

日本における労働モデルは「男性右利き健康30代」が基本で成り立っており、このモデルに外れた労働者は非常に働きづらい環境です。このモデルに外れた方々が働きやすい社会を実現するのがダイバーシティ(多様性)を認める社会だと思われます。

後半は、NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会から浦久保康裕理事長と山本順也副理事長を迎えて、4つのグループそれぞれが2ヶ月間かけて考えた少しでも世の中が住みやすくなるMUDの作品を発表しました。

それぞれの作品に対して、浦久保理事長と山本副理事長から講評をいただきました。最後に11月末の全印工連が主催する第14回MUDグランプリへ作品を応募することを促し3回にわたる勉強会を終了しました。

この勉強会は、組合員ご本人ではなく組合員企業にお勤めの社員の皆さまにご参加いただき、また、3ヶ月間全3回の勉強会という初の試みでした。

グループに分かれて行うワークショップの狙いは、学びを一方的な自分だけのモノにせずに、印刷会社にお勤めの社員の皆さま同士も仲良くなって欲しい。また、自社以外の方と接点を持つことにより、新たな刺激や多様性も知ることができると考えました。